新社会人向け資産形成戦略④:長期・積立・分散投資と複利の力の生かし方 編

総論

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新社会人向けの資産形成戦略。今回からいよいよ投資の話だよ。

前回までの記事はこちら:新社会人向け資産形成戦略①  新社会人向け資産形成戦略②  新社会人向け資産形成戦略③

資産形成の初級③:長期・積立・分散によるリスクコントロールと、複利の力を意識する

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まず新社会人に必要なのは、社会人としてしっかり歩き始めることだね。投資よりも、仕事やプライベートが大事。
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関係ないけど、専業主婦は社会人じゃないのかっていう話を思い出しました
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まじで関係ないねその話。で、言いたいのは、「初心者は時間や手間のかからない投資を少額で始めるのが吉」ってこと。
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仕事に集中できなくなったり、プライベートがつぶれちゃ、出世や恋愛にも響いてきそうだしね。まぁそれだけが人生じゃないけど。
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わかったようなこと言うね。それもあるし、「無理なく資産形成を続けられるように、頑張りすぎない」ためでもあるんだ。
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ローマは一日にしてならず
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そして、リスクを大きくとりすぎないこと。
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リスク許容度は、年齢が低いほど高くていいっていうのをネットで見たけど?
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それも間違いではないよ。事実、若い時の失敗は、よほどでなければ取り戻せる。だけど・・・「成功体験を積み重ねることの大切さ」も知ってほしい。
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成功体験が乏しいうちに、リスクをとりすぎて裏目に出ると、そこで投資をやめてしまいたくなるんだ。経験したから間違いない。
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経験しないでよ未来の俺
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だから、リスクは抑え目くらいでちょうどいい。お酒はぬるめの燗がいい。
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なぜに舟唄…!
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はい、ではリスクを抑える方法について、一般論を勉強しましょう。具体的な実践は次回くらいからになるかな。
①分散投資:卵は一つのかごに盛るな!!
 資産には、株式、債券、不動産などの種類や、
 その資産がどこの国や地域のものであるかなど、様々なバリエーションが存在します。
 資産の種類や地域を分散しておけば、特定の国の経済危機、株式市場の暴落などのリスクを低減することができます。
 日本を含めた先進国の債権は、非常にリスクの低い金融商品(その分リターンも低め)なので、一部は債権で持っておきたいものです。
②長期投資・積立投資:ドルコスト平均法・配当金再投資による複利の効果
 株式の場合、短期的には値動きは大きめですが、会社の営業活動そのものによって企業価値が増えると、長期的には株価はそれを反映して上昇していきます。
 (ただし、会社の本当の価値と時価総額に常に乖離があるからこそ、割安の株・割高の株が存在しうるので、あくまで長期的に見ると、その傾向にあるということです。)
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ちょっと待った!日本企業はずっと営業活動をしているのに、いまだにバブル期の高値を超えられないんだろ??
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痛いけど重要なところを突くね。この問題が、日本人に株式投資が定着しにくい原因の一つでもある。また書くけど、日本は少し例外的なんだ。シンプルに勉強したいときは、アメリカのダウ平均株価の超長期チャートを見ながら勉強しよう。
 つづき
 そしてその上がったり下がったりする株などを、毎月一定額を購入することによって、「高い時は少なく、安い時は多く買う」ことを続けて、
 平均の取得単価を下げていくという方法を「ドルコスト平均法」と言います。
 最近、このドルコスト平均法の有効性に異を唱える向きもありますが、
 まとまった投資資金のない現役世代が資産形成をするときには、月々の黒字額の一部をそのまま定期的に投資するしかないので、
 よほどの継続的な右肩上がりの相場でない限り、定期的に一定額を投資することのメリットは大きいと思います。
 そもそも、「継続的な右肩上がりの相場」が事前にわからないから時間分散の投資をするのであって、そんな相場が事前にわかるような前提を持ち込むのはナンセンスです。
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そんなわけで、長期・積立は新社会人を含む現役世代に向いているというわけ。
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複利の効果の話は?
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それについては、複利計算のできるサイトがいっぱいあるから、そっちで計算して実感してみてね。
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人任せだなぁ
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じゃあ少しだけ。
複利とは、利子を時期の元金に組み入れることだ。一方、利子をそのままにして、元金だけに利子がつく計算の仕方を単利という。
株で得た配当金で株を買う(配当金再投資)などを継続すれば、投資資金は複利で増えることになる。
もし年利5%で100万円を運用できたとすると、元利の合計は
1年後 2年後 3年後 4年後 5年後 6年後 7年後 8年後 9年後 10年後 30年後
単利 105万円 110万円 115万円 120万円 125万円 130万円 135万円 140万円 145万円 150万円 250万円
複利 105 110.25 115.7625 121.55.. 127.63.. 134.01.. 140.71.. 147.75.. 155.13.. 162.89.. 432.19万円
となり、30年で実に1.7倍もの差がつく計算になる。
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すごい!!のかなぁ
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すごいでしょ。ちなみに50年だと単利:350万円 複利:1146.74万円と、その差は約3.3倍になる。うまく運用できればね。
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やっぱりすごいや!!でも50年は長いなぁ
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新社会人は50年後も元気だぞ。50年後の自分に後悔させてやるなよ!!!
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年を取ってからのお金より、今のお金のほうが大事という人もいるけど・・・
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それは大きな間違いだ。
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若い時は、お金がなくてもそれなりに楽しいし、貧乏も耐えられる。いつか笑い話にもできる。
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けどね、若い時にお金を使って楽しさを買うことを覚えたら、お金がないと楽しくない中高年になってしまう。
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そんな人が、若い時に投資をせずにお金を浪費して、浪費癖が治らないまま年を取って貧乏になるとつらい。
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もちろん、リスクの高すぎる投資で資金を失ってしまった場合も同じだけどね。適切なリスクコントロールは大事
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妙な説得力。
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それに、↑でした複利計算をよく見てほしい。元金は一切追加していないのに、30年後には100万円が432万円になるんだよ?(あくまで仮に年5%で運用できた場合です⇒こちらの記事もご参照ください。「入学式で隣の女子に話しかけられたからといって、モテモテのキャンパスライフが約束されたわけではない」のです。)
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ともかく、今した100円の節約は、30年後の432円分の価値があるかもしれないってこと。
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いま100円のジュースを我慢したら、うまく運用できた場合、30年後にハイボール2杯飲める!店もある
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どんな店で飲んでるんだい未来の俺…
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俺ももっといいもん飲みたいし食べたいさ!!旅行も行きたい!!だからこうしてやってきてるんじゃないか
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えっ
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まさか、貧乏を克服するために、過去の自分に投資を勉強させようとしてるってこと??
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タイムスリップものにはよくあるよね。ちなみにいま観てる海外ドラマの次の展開はね・・・
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わーーーーわーーーーわーーーー聞こえないーーーーー

今回のまとめ

卵はひとつのかごに盛るな

まとまった投資資金がなくても、積立投資があるよ

複利の力を生かそう