新社会人向け資産形成戦略②:収支の把握と先取り貯金 編

2020年5月10日総論

新社会人向け資産形成戦略の2回目。

今回は「収支の把握と先取り貯金」についてです。

前回はこちら↓

資産形成はじめの第一歩:収支を把握する

資産形成をはじめるにあたっては、月々の収支を把握することが最重要です。

細かい家計簿をつける必要はありませんが、手取りがいくらか、何にいくらかかっているかは常に把握しましょう。

最近は家計簿アプリも増えていますので、このステップは簡単なはずですが、たぶん半分の人はできてません。

逆に言えば、収支の把握をちゃんとすれば、資産形成レースの上位半分(たぶん)に入れる・・・と思います。

資産形成はじめの第一歩(二歩?):家計について考える

自分の収入と支出を把握したら、理想の家計について考えてみましょう。

収入

厚生労働省「平成30年賃金構造基本統計調査結果(初任給)」によると、学歴別にみた初任給は以下の通り。(男女計)

大学院修士課程修了 238.7千円
大学卒 206.7千円
高専・短大卒 181.4千円
高校卒 165.1千円

人手不足の影響からか、ここ数年は毎年少しずつ初任給があがっているようです。

さて初任給のうち、手取りをざっくり8割としてみると、こんな感じ。

大学院修士課程修了 191.0千円
大学卒 165.4千円
高専・短大卒 145.1千円
高校卒 132.1千円

平均的な新社会人の手取り収入を把握したところで、次は支出です。一人暮らしの新社会人を想定して考えます。

実家暮らしの方は、いつか家を出るか、もしくは実家の家計を管理するようになる日のために、準備しておきましょう。

個人的には、有利な条件を生かさない手はないと思いますので、実家暮らし賛成です。

なお、実家暮らしの方の場合、家計に無頓着になりやすいので、可能なら家計管理に関与していきましょう。

支出(住居費)

住居費以外は政府の家計調査(2018)を参考にしています。

まず住居費(いきなり例外です。家計調査では、持ち家が含まれるので住居費が低く出てます)。

一人暮らしの場合の実際の住居費は4~8万円程度でしょうか。家賃は住んでいる地域によるので、仮に6万円としましょう。

支出(光熱費)

家にいる時間が少ない現役世代でも、一人でも0.5万円ほどかかります。夏冬は1万円くらい。

ここまではだいたいみんな同じ。

支出(食費)

単身世帯の平均的な食費は約4万円となっています。

これは全ての単身世帯なので、高齢者も含まれます。外食や中食も多くなりがちな新社会人では、これを上回る人も多いでしょう。

そのほか、家計調査では「交際費」に1.5万円、「保険医療」に0.7万円、「家具・家事用品」「被服及び履物」に各0.5万円などと続きます。

新社会人の目線で言えば、

「飲み会代」に1.5万円(お酒は二十歳になってから)

「ドラッグストアで買う系」に1万円

といったところでしょうか。

収支のまとめ

大卒者の初任給手取り約16.5万円、高卒者の約13.2万円のうち、

家賃  6万円

光熱費 0.5~1万円

食費  4万円

交際費 1.5万円

これだけで約12万円です。

さらに通信費を0.5万円計上します。(マイネオでは1,600円くらいです。ネットも3,000円くらいであるよね。)

高卒者の場合、ここでほぼ手取りを全て使いきってしまいます。
でもあなたはまだ10代。まずは社会人としてしっかり働けて、浪費しないだけで十分偉い。
まずは、あせらず少しずつ、社会人として成長していきましょう。
とはいえ、資産形成はスタートが早ければ早いほど有利なのも事実です。
10代で資産形成に目覚めるだけで、資産形成界(?)ではスーパーエリートですが、
もしよければ、今後もこのブログを読んで、できることから少しずつ勉強してみてください。
二十歳になれば、親の同意なく資産運用もいろいろ自由にできるので、それまでは黒字家計を継続できるよう頑張ってくださいね。

資産形成はじめの第一歩(三歩?):先取り貯金を始める

先取り貯金とは、
「給料が入ったら、まず貯金分を除いてから、家計を組み立てる」ということです。
別の口座に入れる人もいますが、特にその必要はありません。
16万円の手取りだとしたら、貯金したい1万円はなかったものとして、手取り15万円の人の生活をするだけです。
ちなみに、この「貯金したい○万円はなかったものとして、手取り○万円の人の生活をする」というのは、
今後昇給したときにもとっても役立つ考え方です。
仮に、ある年、5千円昇給したとしましょう。
そうすると、「5千円の昇給はなかったものとして、去年と同じ生活をする」だけで、月5千円家計が改善します。
もし10年後も今と同じ生活水準をキープできていれば、貯金額はすごいことになってます。がんばれ。
次回に続く

今回のまとめ

資産形成のはじめの第一歩は

〇収支を把握する

〇家計について考える

〇先取り貯金を今すぐ始める