GPIFって何?

小ネタ集

「GPIFの4~6月期の運用収益率が0.16%だった」

というニュースを見て、「GPIFって何だっけ」と思った人もいますよね。

この記事ではGPIFとは何か、個人投資家にとってGPIFとはどのような存在で、なぜ注目されているかについてお話します。

GPIFとは

GPIFとは、「年金積立金管理運用独立行政法人」のこと

GPIFとは、「年金積立金管理運用独立行政法人」のことです。

厚生年金と国民年金の積立金の管理運用を行っている独立行政法人で、その運用資産額はなんと約159兆円と、世界最大級の機関投資家です。

そしてどうやらTwitterアカウントがあるようですので、私をフォローいただくついでに、興味があればご覧ください⇒こちら

GPIFはどういう運用をしているのか

GPIFの運用方針(というか意気込み)はこのように表現されています。

当法人は長期的な観点から運用を行っており、投資原則・行動規範を遵守し、年金財政に必要な積立金を残すためにしっかりと受託者責任を果たしてまいります。 (2019年度第1四半期運用状況の公表にあたっての同法人の髙橋理事長コメントより引用)

つまり、「みんなが心配している公的年金の積立金について、長い目でみて年金財政が破綻せんようにルール守って堅実に運用するで~まかしといてや~」みたいな感じの立場です。

そしてGPIFの基本ポートフォリオは、以下の通り。

国内債券35% 国内株式25%

外国債券15% 外国株式25%

実に堅実で好感の持てるポートフォリオですね。

個人投資家にとって、GPIFとは

①自分の公的年金の運用者(強制)

個人投資家ならずとも、日本国民みんなにとってそうですが、GPIFは自分達の公的年金の資金(積立金)を運用してくれている大事な存在です。

銀行や証券会社は選べますが、公的年金積立金の運用者はGPIF一択です。というか選んだわけでもありません。

確定拠出年金などと違って、「運用うまくいったから年金いっぱい支給するよ~」なんてことには決してなりませんが、

「運用がうまくいくことで、将来的に年金支給を維持するために必要な公的資金(つまり税金)の額が減る=ちょっと国民が楽になる」という可能性はありますから、責任重大です。

NISA制度の恒久化を目指している金融庁とともに、個人投資家として応援したい組織の一つですね。まじがんば。

②世界最大級の機関投資家 (くじら)

機関投資家とは、巨額の資金を有価証券等で運用する社団や法人(生命保険会社や銀行、投資信託の運営会社など)のことをいいます。個人投資家の対義語です。

株式市場を海に例えると、私はオキアミ、億り人はイワシ、有名個人投資家や富裕層がマグロ、そして機関投資家はクジラでしょうか。

同じ株式市場のプレーヤーでありながら、一人の個人投資家と比べると、機関投資家の影響力の大きさは絶大です。

そんな機関投資家の中でも世界最大級なのがGPIFというわけです。

もしGPIFが急に運用方針を転換したら周りに浮かんでいる小魚やプランクトンたちにとっても大ごとですが、責任の大きな機関投資家はそんなことはできません。方向を変えるときはゆっくりとしか動けないので、自然と長期的視野での運用にもなります。年金財政自体100年先を見据えるものですしね。

③堅実な運用の一番のお手本

GPIFの責任の重さは理解いただけたと思います。

でもね、私たち個人の家計における私たちの運用の責任も、年金財政におけるGPIF並みに重いものなんですよね。

家族の資産形成に責任をお持ちのかたはプレッシャーもあると思いますが、そんなとき、参考になるのはGPIFです。

彼らは、「長期的視野に立って、減らさない運用」を行っていますので、堅実な運用を目指したい方はまずGPIFのポートフォリオを勉強しましょう。

また、GPIFのホームページには個人投資家にとっていろいろ勉強になることが書いてあります。

例えば「基本ポートフォリオの考え方」というページには、

長期的な運用においては、短期的な市場の動向により資産構成割合を変更するよりも、基本となる資産構成割合を決めて長期間維持していく方が、効率的で良い結果をもたらすことが知られています。

という一節があります。噛みしめたい。あぁ噛みしめたい。

そんなわけで、GPIFは堅実な長期投資のお手本の一つなんですね。

冒頭の「GPIFの4~6月期の運用収益率が0.16%だった」というニュースを良く調べると、やはり国内株式が不調だったことが響いたようですね。

GPIFの運用状況を知ることは、市場の状況を知ることにもつながります。そういう意味でも、個人投資家はGPIFに注目するんですね。

 

まとめ

では今回のまとめです。

今回のまとめGPIFとは、「年金積立金管理運用独立行政法人」のこと。

GPIFは以下の理由で、常に個人投資家の注目を集めている。

運用資産159兆円の世界最大級の機関投資家で、公的年金の積立金を運用している。

長期的な視野に立った堅実な運用は、同様の運用を志す個人投資家のお手本になる。

・運用状況を見れば、市場の状況が(事後的ではあるが)知ることができるし、ホームページにもいいことがいっぱい書いてある!

読んでいただきありがとうございました。他の記事もぜひ読んでいってください!

 

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Posted by fab