続・金融リテラシーの高め方|人生の資金計画/ライフイベントとお金編

2020年3月29日小ネタ集

今回は人生の資金計画編です。

前回・前々回の記事はこちら↓

前々回の記事で、金融リテラシーのある人とは、

①自分の家計を適切に管理できる

②自分の人生の各段階における必要資金について把握している

③自分が行う商取引(契約など)の意味を理解し、適切に行える

そんな人だとお伝えし、その続編として前回の記事では、

①自分の家計を適切に管理する にはどうすればいいかをお伝えしました。

今回はさらにその続きとして、②の人生の資金計画の立て方についてお伝えします。

人生の資金計画とは

資金計画とは

飲み会や友人の結婚式など、お金を必要とするイベントがあるとき、人はそのお金をどのように用意するか考えます。

「明日飲み会だけど、財布の中に十分な現金がないから、仕事帰りにATMに寄ろうかな。」

これも、銀行預金を取り崩してイベントに備えるという立派な資金計画です。

人生の資金計画とは

では、人生の資金計画とはどういうものでしょう。

先ほどの日常スケールの資金計画とは異なり、人生という大きなスケールでの資金計画ということになります。

スケールを大きくすると、先ほどの計画はどうなるでしょうか。

「明日飲み会だ」⇒「来年結婚だ」

「財布の中に現金がない」⇒「結婚式の費用がどこにもない!」

「ATM寄ろう」⇒「今から毎月貯金して、親にも協力を依頼しよう」

どうですか。重要度・切迫感ともにぐんと上がりましたね。

人生の資金計画には、日常の資金計画と異なる点が2つあります。

すなわち、

・必要資金の額が大きいこと

・必要性が1年以上前に予測できること

人生の資金計画を立てるときは、こういった特徴を踏まえる必要があります。

人生の資金計画の立て方

人生の資金計画 モデルケースを確認編

人生いろいろ、男もいろいろ、女だっていろいろ咲き乱れるわけですが、

大きな資金を要するライフイベントというのは、たいてい似通っています。自分の人生の資金計画を立てる前に、モデルケースを見てみましょう。

20代 就職活動・引越し費用(各20万円)

30代 結婚式費用(約300万円) 新婚旅行費用(約50万円)

出産費用(約50万円)

住宅購入費用(約3,000~5,000万円)

40代・50代 教育費用(1人あたり約1,000万円)

60代 老後の生活費(年間約300万円)

70代以降 介護費用(年間約180万円)

どうでしょうか。生きるってお金がかかるんですね。

このほか、災害や事故、病気などの思わぬ資金需要に備えて、少しでも貯蓄を多くしておくと安心です。

貯蓄が少ないうちにお子さんが生まれた方は、必要最低限度の保険なども検討してもよいでしょう。

人生の資金計画 実践編

さて、いよいよあなた自身の資金計画を立てましょう。

現在の年齢と資産状況・結婚や出産の予定・今後の収入の見込み…

具体的なデータをもとに、あなた自身の将来を考えてみましょう。

3つのパターン

人生の資金計画を立てる際は、各段階ごとに3つくらいのパターンを考えることをおすすめします。それは①楽観的シナリオ(うまくいけば)②現実的シナリオ(妥当なところ)③悲観的シナリオ(最悪の場合)の3つです。

どういうことか、見ていきます。

あなたが仮に、新社会人の22歳だとしましょう。現在貯金0円で、恋人は欲しいけど、今いません。出世はそこそこしたいけど、仕事はこれから覚えていきます。そんな人だとしましょう。

さてそんなあなたが、恋愛や結婚にかかる資金計画を考える場合は、①すぐに恋人ができる②3年以内に恋人ができる③恋人はできない の3パターンを考えます。

また、仕事や収入にかかる資金計画を考える場合は、①役員クラスまで出世する ②課長まで出世する ③係長まで出世する の3パターンなどです。それぞれの役職の給料がだいたいわかるなら、生涯収入や収入カーブも計算して書いてみましょう。

3つのパターン その他の分け方

3つのパターンについて、その他の分け方もあります。

それは、①浪費的シナリオ(ぜいたく)②現実的シナリオ(ふつう)③倹約的シナリオ(せつやく)の3つです。

子どもの教育費について考えてみましょう。

シナリオ3つはこんな感じでしょうか。①子どもは小学校から私立 ②子どもは高校・大学は私立でもよい ③県立高校から国公立のみ

あるいは、①小学校からピアノ・塾・バレエを習わせる ②高校受験から塾かな ③勉強は自分でするもの などもありますね。

このように、世間にあるいろんな選択肢をざっくり3つに割って、自分はどれを選択したいかを考えるのがポイントです。

ただし、①と③を極端にしないように注意してください。そうでなくても、ついつい中くらいの選択肢を選んでしまうのが人情ですから。

人生の資金計画 その後・・・

どうですか?人生の各段階のそれぞれに3つの選択肢を用意して、ひとつひとつ選んでいったら、どれくらいのお金がいつまでに必要かが見えてきますよね。

不確定要素が多すぎて困る?いいんです。人生は何が起こるかわからないから、おもしろいんです。とりあえず「一番現実になりそうなシナリオを考えて、資金計画を立てること」が重要です。

また、一度完成した計画の精度は、人生の方向性が動くたびに見直して高めていきましょう。

「彼氏彼女なんてできっこない」と思って資金計画を立てていた人が、素敵な人に巡り合ってウキウキで人生計画を見直すとしたら、最高ですね!

さて、そうやって日々磨きをかけるあなたの人生の資金計画。

計画を立てるだけで実践しなければ机上の空論です。

必要な資金がわかったら、それに向けて資金を蓄えましょう。方法はもちろん最終奥義:先取り貯金(真・つもり貯金)です!!(なんのこっちゃという方は 前回の記事のこの部分を読んでください。)

良い資金計画は、より良い人生への着実な一歩です。

あなたの人生において、あなたの希望が一つでも多く叶いますように!

 

まとめ

この記事のまとめです。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。またのご来訪を心よりお待ちしております。

 

この記事のまとめ人生の資金計画とは、予想されるライフイベントについて、必要資金の額や用意する方法を考え、計画にしたもの

 

人生の資金計画を立てるには、人生の各段階において3つのパターンを考え、最も可能性の高いシナリオを選択していく方法がおすすめ

 

人生の資金計画を立てた後は、先取貯金で資金を着実に蓄える

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Posted by fab